夫の単身赴任が急遽決まり、小学生含む4人の子どもと
あわただしい日常を送っている私にかけてくれたことばでした。
小学生の長男は10歳と少し難しくなる時期。
他方、5歳児2歳児はまだまだべったりママ!大好き!
家庭の中が、小さい子中心に回らざるを得ず、
小学生ふたりに手伝ってもらうことが日常、
いろいろと無理をさせてしまっているのではないかなと、気がかりでした。
やってもやってもやりきれない。いつも誰かにしわ寄せがいっているのではと
不安を抱えながらの日々。
ある日、下の子のお迎えにつきあう上の子たちの姿を見て、
園長先生が「素敵なきょうだいですね」と声をかけてくれたのでした。
余裕のない日々、上の子に負担をかけてしまっているのが気がかり、と口にすると、
「だからお兄ちゃんたち、こんなに優しいのね!家族って自然に助け合うことができるのね」「欠けてることも(だからこそ)リソースになりますね」と。
私自身が、10歳の時に両親の離婚を経験しており、母の大変さを身近に感じながらの
子ども時代と無意識に重ねていたのかもしれません。私と長男たちはひとりひとり別個の人間だというのに。
やっぱり、必死になって育てあげてくれた母が大好きだなあと、改めて自分の家族のスタイルに自信を持ち、ひとつひとつの家族の形、その多様さを愛おしく、大切にしたいと感じました。