お母さんが甘やかしていると思う

これは長男が保育園年長の時に保護者面談で担任に言われ、とても辛かった言葉です。

長男は初めての子で、私はまだ20代でした。

体が小さく体力もない、食が細く好き嫌いも多い、運動会や劇はやりたがらずほぼ立っているだけという子でした。

私は子育てに自信が持てずにいました。夫もまだ若く仕事ばかりしていた一番きつい頃でした。

言われた時、私は辛くなって面談を中座して廊下で泣きました。現状で精一杯なのに、自分も息子も駄目だと言われた気になったのです。

「こういう子だけどそれで良い」と気が付いて楽になれたのはそれから数年後です。

そんな長男ですが、この春に社会人になります。今では立派な青年です。

野球に打ち込み体力もつきました。年が離れて弟が3人産まれましたが、優しい長男にずいぶん助けられました。

本当に自慢の息子です。

保育士の皆さんにお願いしたいのは、至らないように見える親こそ、まずは肯定して欲しいということです。

あの時、肯定して貰えていたら私も長男もずっと楽になれたはずです。

特に育てにくい子を持った親ほど自信が持てずに疲弊しています。

是非「大丈夫、それで良い」というメッセージを送ってあげて下さい。

実際、問題児に見えた我が子も「それで良い」だったのです。