我が家の５男は産休に入って間もなくの３５週４日目に早産で生まれました。産後、呼吸が不安定だったためそのまま救急搬送。胎便吸引症候群でした。私は仕事を頑張りすぎたせいかも、と自分を責めたり不安な毎日でしたが、夫から状況を聞いた保育園の園長先生からお手紙をもらったり、友人が晩御飯を作って持ってきてくれたり、ＮＩＣＵでの約３週間は医師や看護師からも励まされ、今思うとかけがえのない経験をしたと思います。無事退院となってから私は夜寝る前によく彼に「生まれてくれてありがとう」と声を掛けるようになりました。
そんな彼が少しずつ言葉を覚え始め、おしゃべりも出来るようになった２歳を過ぎたある日のこと。さあ寝ようねと布団へ入った時、『ママ、うまれてくれてありがとう』と言われました。私がいつも彼に掛けていた言葉でしたが、「ママ」と付け加えて言ってもらえたことがとても心に響き、その晩は涙が止まりませんでした。
うちは男ばかり、正直女の子が欲しいと思ったこともありましたが、性別よりも何よりも、健康であれば良い！コロナ禍、より一層そう思うようになりました。「生まれてくれてありがとう！」