「○○ちゃんはマイペースなんだもんね」

わが子が今年度から3歳児クラスに進級。乳児クラスから幼児クラスになり、それまでぼんやりとしていた朝の登園時間が「朝の会を始めるので、この時間まで登園してください」とはっきり明示されました。

2歳児クラスの後半からですが、わが子は毎朝あの手この手で登園を遅らせようと試みます。

靴下をはいては「違うのにする」と何度も交換してみたり、「靴がうまくはけない」と玄関先でごねてみたり……。

「早くしないと先に行っちゃうよ!」と半ば脅すようなことを言っても、「みんな楽しい遊びをしてるかもよ?」とのせてみても、ダメなときはダメ。親子の攻防の末、ようやく園へ向かっています。

そのため、ほぼ毎朝、決められた登園時間には間に合わず。

ある朝、ほかの親子が誰もいない下駄箱で靴をはきかえているときに園長先生が通りがかり、登園時間に間に合わなかった旨を伝えると、「○○ちゃんはマイペースなんだもんね」と笑ってくれたのです。

「他の家庭が当然のようにできていることができない」非力さにうちひしがれていた私にとっては、とてもありがたい救いの言葉でした。今も毎朝の攻防は変わらずですが、園長先生の言葉を支えに、頑張り続けられています。