「この子のステキなところをみんなわかってくれるといいですね」

今春、娘が6年間通った保育園を卒園した。

社交的でよく気の利くお姉さんタイプ。4月からはお友達が1人もいない小学校だけど、「Kちゃんなら大丈夫」と皆に言われ、本人もさほど不安には感じていない様子。

でも母としては、よその園から来た子ばかりの中に1人で入っていける? 失敗体験が少ないがゆえに、もし壁に突き当たっても乗り越えていける? と心配の種が尽きない。

そんな母の不安を一番よく理解してくれたのは、6年ずっとお世話してくれた担任のMちゃん。最後の個人面談で言われたのが冒頭の言葉。「私が小学校に行ってみんなに教えてあげたいくらいです」とも言ってくれた。

この言葉で、Mちゃんが娘の性格や長所短所を深く理解してくれているか、ということがしみじみと身に染み、「わかってくれている」ということにどれほど勇気づけられ、励まされたかわからない。

「大丈夫です!」と言ってくれて嬉しかったこともたくさんあったけど、不安を受けとめてくれたこの時のことがより印象深い。

このことに限らず、保育園には本当にお世話になった。単に親不在の時間を過ごす場所、ということではなく、子どもの身も心もガッチリつかんで、未熟な親に「子育てで大切なこと」や「子どものいる生活の楽しさ」を教えてくれた。

そんな保育園とは、これからも「心のふるさと」として親子ともども大切につきあっていきたい。

 

*公益社団法人 全国私立保育園連盟「保育通信」に会員が執筆した連載を再掲載しています。

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