ソーシャルディスタンスを取りながら、支えあえる場に

スタッフのあきやまです。

新型コロナウィルス感染拡大を受け、保育園が休園になったり、登園自粛要請が出ています。わが家の娘の保育園も、2月末からは登園自粛要請が、そして、4月にはいってとうとう休園となりました。

夫はインフラ系でテレワークができないため、2月末の登園自粛要請が出た時から、平日ワンオペは致し方がないと腹をくくり、クライアント先に交渉をし、テレワークにできる限り移行させました。しかし、どうしても対面での会議に出なければいけないものがあり、子連れで出勤をしていた3月。参加していたある会議で感染者が出て、大騒ぎになりました。そして、4月からはすべての会議がオンラインとなったので、在宅で仕事をしながら子どもの面倒を見る生活になりました。

「ぜんぜん仕事が進まないっ!!」

「毎日放送事故が起きて、ドキドキするっ!」
(注:放送事故とは、zoomなどのオンライン会議中に子どもが乱入すること)

思うように仕事がはかどらず、締切に追われ、イライラ気味だったときに、友達からこう言われました。

「産後の自分の時間がまったく取れない、常に寝不足で疲れが溜まっていて、外に出るのも一苦労。あれに比べたらずっとマシだと思わない?」

産後わずか6週で仕事に復帰した私は、あまりの大変さに記憶が飛んでいて、「とにかく辛かった」ということしか思い出せなかったのですが、そこで思い出したのが、切迫早産で5か月半にわたるベッド生活をしたこと。トイレに行くのは1日6回まで、食事もベッドでしてくださいと言われて、ひたすら横になり続ける日々。最後はそのトイレに行くのすら禁止になってしまい、「早く子どもよ生まれてくれ~」と思いながら、仕事をしていました。確かに、その時に比べれば、家の中を自由に歩くこともできるし、子どもは言葉だって通じる。一緒に歌ったり、お料理したり、踊ったりしながら、楽しく暮らしていく方法はいくらでもあるなぁと思ったら、急に気持ちが前向きになりました。

物理的にはソーシャルディスタンスを取るけれど、お互い支えあえる場として、この保育園を考える親の会があるといいなぁと、心から思っています。