都合よい話ができるようになったんですね

コロナ下で保護者会も中止となり、連絡帳で子どものことを相談した時に、担任の保育士さんからもらった言葉です。

 下の子どもが保育園の年長になってしばらくしたころ。「ママは、今日はお店でご飯だって言ったよ」など、私としては身に覚えのないことを主張するようになりました。

 「噓」とも言えますが、悪いことをしてごまかしているわけでもなく、外食したいんだなあということも分かります。「お母さん、そんなこと言ったかなあ」と返すなど、様子をみていました。

 とはいえ、上の子どもでは経験しなかったことなので、気になって担任保育士さんに相談してみたというわけでした。

 「都合よい話ができるようになった」とは目からうろこ。でも、考えてみれば、実際にはなかったことを想定して言葉にするというのは、言語の発達の一過程なのかもしれないなあと思いました。(ちょっと大げさ?)

 連絡帳には、「いずれどの子もそうなります」と書いてあり、暖かみを感じました。「都合のよい話」は確か2~3週間ほど続きましたが、自然となくなりました。見過ごしてしまったかもしれない成長に気付かせてくれた一言でした。