保育士が近くにいないと泣くようです

2歳半になる娘は、生後8か月から小規模園(A園)、1歳4か月から公立園(B園)を利用している。どちらも入園して2,3か月で担任の先生に慣れ、先生がいなくなったら泣くようになった。これについてA園の先生からは「保育士が近くにいないと泣くようです。見守りの中でも安心して遊べるようになってほしいですね。」B園の先生からは「最近すごく私になついてくれています。私が帰る時に号泣することがあるので、なるべくコソッと部屋を出るようにしています。」と、連絡帳を通じてメッセージを受け取った。

親の主観ではあるけれど、A園の先生は「保育士が近くにいないと泣くようです」と、どこか他人事で、「泣かずに遊んでほしい」という気持ちが強いようだ。一方、B園の先生は号泣されてやれやれだが、「すごく私になついてくれて」と娘の気持ちを受け止めてくれているように思えた。確かに子どもから向けられる独占的な愛情が、集団保育の流れを阻害してしまうことはあるだろう。しかし、1歳の子どもが先生を求めて泣くのは、いけないことなのだろうか。

願わくは、保育園での心の拠り所である先生には、子どもの気持ちを受け止める余裕があってほしい。思い返すとA園の先生は、いつも寂しげでひどく疲れておられる様子だった。先生を求める子どもの気持ちを受け止めきれないほど、今の保育現場は疲弊しているのだろうか。そんなことを考えさせられたメッセージだった。