【イベント報告】「いま保育園、学童保育、学校について話そう」オンラインおしゃべり会 レポート

4月の突然の全国規模の「非常事態宣言」を受けて保育施設の閉園や登園自粛などコロナ禍での保育、自宅での子どもとの過ごし方、働き方など急激な生活変化を受けて、親子でイライラ、モヤモヤ、見通しの立たない不安、などたくさんの想いを抱えながらこの数ヶ月を過ごしてきた方が多かったのではないでしょうか。

東京では都知事選挙間近の「東京アラート」解除直前という去る6月28日、「保育園を考える親の会」会員でこれまでの数ヶ月を振り返り、それぞれに感じたこと、考えたことなどを共有するZoomおしゃべり会を開催しました。

当日参加者は司会の普光院代表を含め総勢22名、東京近郊や名古屋などから参加下さった方もいました。

前半では保育園、園生活にテーマを絞り、話し合いました。

自粛中の子どもの生活がテレビ・ネット依存になってしまったこと、歯磨き中止、行事中止など、できないことがふえていく中、感染防止策はどこまで必要か、先生たちの安全は守られる必要があるが、保育を必要とする家庭には柔軟な対応をしてほしいことなどについて話し合いました。

後半では小学校生活に焦点を当てました。公立小学校と私立の教育、設備や休校中の対応の格差について話が盛り上がり、公立では「公平、平等」に配慮するあまり子どもにとっての最も必要な学ぶ機会の保障や継続性についてなおざりになってしまっているのではないか、毎日課題を決めてやるように言われる「丸投げ状態」への不満、親は上手に教えられない、やはり教員が専門性をもって教えるのが本来ではないか、動画に先生が出てこないが子どもは先生の顔が見たい、特に1年生はかわいそう、などなど、たくさんの問題意識が語られました。

保育園児・小学生等に共通の話題として、「子どもは部屋の中で遊ばせろ」と保育園に苦情がきたり、公園で子どもが「外で遊ぶな」と脅されたりする例が出され、子どもに無理解な「自粛警察」への不満が出されました。

このまま学校や園から「やってもらう」のを待つばかりでなく子育て当事者として、子どもの今しかない貴重な育ちを守るために、親として何か発信していくべきではないかと話し合いました。

そこで、この「おしゃべり会」で共有した意見をまとめ、こちらのページで発信しています。