【イベント報告】はじめての保育園@表参道ウィメンズプラザ(2019年10月27日)

外出が自粛されている中ですが、来春入園の情報など調べている方も多いかと思います。昨年秋に開催された「はじめての保育園」では、保活から復職後の話までたくさんの体験談やアドバイスが交わされました! ぜひ参考にしてください。

 

冒頭の代表・普光院の挨拶では、保育園を考える親の会が1983年に始まった当初、保育園を考える親の会の話題は、女性の働くことへの逆風に対することがテーマでしたが、時代は変遷し、今は待機児童問題等へとテーマが変遷していること・入園に関すること、入園後のこと・ノウハウを現役世代が、後につづく世代へ情報提供していくような形で親の会は続いている、と紹介されました。

 

「はじめての保育園」(愛称「はじ保」)は、保活や復職を経験したパパママが、経験談を伝えるイベントとして開催しているものです。

<先輩ママ&パパトーク>

★パネラー紹介

・Aさん(進行):東京/小6、小1、4歳の3児の母。在宅勤務利用。夫単身赴任。

・Bさん(パパ):神奈川/2歳1児の父。

・Cさん:東京/4歳3歳の2児の母。フルタイム勤務。引っ越し経て入園。

・Dさん:東京/4歳、1歳の2児の母。3年間は入れず、現在の保育園に兄弟同時入園。

 

◎保活、いつ・何か所くらい回った?

Bさん:申請時期の秋までに、12,3か所回った。(主に妻が担当)

Aさん:子連れは大変なので、産休中にみるのもおすすめ。

Bさん:見学に同行できなくても、見学の日に「どうだった?」とは関心を持つことが大事と感じた。

Cさん:引っ越し前提で2つの区で、16園・8園くらいみた。5月から電話したり、スタート。4月は保育園が忙しい、園のHPで行事チェックしながら見学の電話したりと園側の見学受け入れ体制を確認から見学するママも。

 

◎園を絞るポイントは?

Dさん:徒歩20分・2駅までと決めて、ピックアップした。親に送迎サポートをお願いする予定だったのでお願いしやすい立地を考慮した。

Aさん:保育の質は一口にいっても、、リトミックや英語重視や、外遊び重視などいろいろ。園によって方向性が違うので、どっちが良いとかもないので、自分たちの子どもがどう育ってほしいかの夫婦で目線合わせると良い。

Cさん:自分の家庭に合うリストを作った。最後順位は夫婦でリストをみながら話し合って決めた。送迎のどちらが担当するにしても納得感がある。

 

◎園見学のチェックポイント

Aさん:普段の公園で10時くらいに行くと、公園遊びが、どうかなとか見える。

Dさん:我が家は、駅から近い・家から近い・認可園というのをポイントにした。新しい施設は、建物やおもちゃキレイ、公立は建物古いがベテラン先生多いとか、いろいろだなと思った。

Aさん:公立から民間になる保育園の選定委員会の委員をしていて、保育の専門家の大学の先生に大事にしているポイントを教えていただいた。

『子どもたちがどれだけ集中して遊んでいるか』『遊びこめる時間がどれだけ確保されているか。』『おもちゃが手の届く場所にあるか』など。主体性を引き出す場作りは欠かせない、と言われている。「子どもにとっての楽しい体験、どんな風に考えているか。」など見学時に考え方を聞くのも良いかも。

 

◎実際に保育園に通ってどう?

Aさん:家から10分の保育園だが、子どもと歩くと20分かかる。雨の日は大変!遠い園なら、タクシー代使うのもあり! どこかで手を抜くことがあっていい。

 

◎電車の通園はどう?

Bさん:保育園に電車通いのパパもいて、ベビーカーを通勤電車に乗せるのは大変という話を聞いた。通勤客のかばんの位置が子どもの頭の位置だったりもする。どのくらいの混雑度なのか、時間はどのくらいかなど、駅内の移動など調べておくことが大事。

Aさん:小さいうちは、エルゴ等で静かだったりするが、2歳くらいになると子どもも主張があったり、その辺の見通し考えると良いのかな、という感じです。

 

◎保育園に入れなかったら?

Cさん:上の子0歳のとき、待機になったが、育休中だったのでセーフ。

Dさん:フリーで、育休なかった。保育園決まらない復帰は、両親の協力や休憩時間の授乳などして大変だった。一時保育を利用したり、外部サービスの利用をするのが現実的。

Aさん:保育の質にはある程度の線引きをしつつ、入園できなかった時のことを考えて、認可外をおさえることも大事。

◎復職後の生活は?

Bさん:朝は妻が朝ごはん。私(パパ)は送りで、朝、洗濯機回して干すところまでやって家を出る。家事分担では、食器洗いは食洗機で解決した。

Cさん:保育園通いは、着替えもあり毎日洗濯の量が多いので、乾燥機付きの洗濯機を。ルンバ・食洗器・ブラーバ・お風呂自動洗浄機能も取り入れた。

Aさん:子どものお手伝いも取り入れた。風呂掃除など、子どもがお手伝いを取り合いながらやっている。子どもの成長とともに手放せる家事もある。

 

◎復職に備えて

Aさん:復職前後の一日の流れをざっくり書いて、夫婦で復職後のイメージを膨らませる。育休中は休んでいるママが家事をやりがち、復職後に変わるので、やることを見えるように表すと良い。

 

◎職場の理解を得るには?

Aさん:熱が出る呼び出し回数。最初の年の休み、平均23日ということ。わが家は長男、肺炎で入院した。娘は全然大丈夫だが、慣らし保育の間に体調崩して全然進まないとか、その子によっていろいろ。

Bさん:子どもが病気のときは病児保育を利用した。事前申請と登録が必要なので入園前にやった。慣らし保育の時間は、うちは1か月半くらいかかった。最初1時間から始まる。子どもや園によって期間が違うようだ。入園してすぐ預けられるというわけにはいかないことを実感した。

Aさん:慣らし保育期間は、事故も起こりやすいと言われている。特に0歳。安全策として慎重に進めることも大事。

 

 

 

<グループトーク>

 

先輩ママ&パパによるパネルディスカッションのあと、グループに分かれ、丸くなって話し合うグループトークを行いました。それぞれのグループで、先輩たちが質問に答えて地域の情報や体験談・アドバイスを提供しました。

 

※開催時点での情報です。