保育園休園・登園自粛でわかったこと

新型コロナウィルスの影響で、急遽、保育園は登園自粛や休園に、小中学校、高校も休校になりました。親の側の働き方も、休業や在宅勤務、または通常通り勤務の業種もありさまざまです。家での過ごし方、子どもを持ち働くことについて、会員が現状を語ります。
(2020年5月時点のやり取りを収録します)

休園・自粛でわかったことを大募集


普光院です。東京都の新規感染者数が減少傾向(?まだわかりませんが)で、少し期待ふくらむ今日このごろです。
もしも思い浮かぶことがあれば、コメントをお願いしたいのですが、登園自粛や休園になってわかったこと、ありませんか?たとえば、

・わが子のこと(成長、気持ち、生活その他)
・保育園のよさ
・親子関係(コミュニケーションとの取り方、よくなった、悪くなった)
・園や制度がおかしいこと

など、なんでも。メーリスにぜひ、お願いします。

休園を期に考えた、親の働き方と 「保育園全入時代」への思い

こんにちは。先日、入会させていただいたYと申します。
保育園制度に色々と疑問・問題点を感じている、就職氷河期世代、3歳の娘の母です。
初めてメールさせていただきます。

保育園が休園となり、自宅で1日娘の面倒を見る日々も1カ月を過ぎました。
思うところもあり、メールさせていただきます。

1.保育園の昼寝は必要ないと思った
保育園では毎日昼寝時間がありますが、この昼寝のせい(?)で、
平日は寝かしつけに1時間~2時間かかることも多々ありました。
なかなか寝ない娘に、イライラをぶつけてしまうこともしばしばありました。
しかし、休日は昼寝をせずに過ごしており、その分就寝は早く19時過ぎ、
絵本を3~4冊読むとすぐに寝ており、保育園の昼寝に疑問を感じておりました。

コロナの影響で保育園が休園となり、毎日が娘にとっては休日で、毎日昼寝をしません。
その分やはり就寝は早く、19時過ぎに、こちらもさして苦労もなく寝ており、
朝は7時頃に起きるという生活になりました。
おかげさまで、私も寝かしつけに対するストレスから解放されました。

子どもによって様々なのだろうとは思いますが、私の子どもの場合は
昼寝は必要ないんだろうと思います。そういった各子どもへの個別のケア、
というのは保育園では難しいものなのだろうと思っています。

2.保育園で受ける経験は“幼児教育”そのもの
自宅で1日子どもと過ごしていると、保育園と同レベルの経験をさせてやる
というのは無理であることを痛感します。

役割分担をし、練習を重ね、保育園の友だちと一緒に1つの劇を作り上げたり、
母の日や父の日に合わせて制作をしたり、新しい歌や踊りを教えていただいたり、
保育園のお友だちや年上のクラスのお友だちの生活態度(イヤイヤ・トイトレ・歯磨き/箸トレーニングetc)を見て、自分も影響を受けたり。こういった経験を自宅で積ませることは、どうしたって不可能です。

3.保育園が果たす、子育ての情報交換・子育てを支える場であるという認識
私も夫も、地方の出身で、双方の親には簡単には会いに行くことはできません。
また、私達世代はご近所との関わりも希薄です。

そんな私達世代にとって、保育園は子育てに関する情報交換の場となっていると痛感します。
ママ友やご近所、子育て事情の違う親にさえ相談できないことを、
保育園の先生には気軽に相談できます。

保育園は日中子どもの側にいて、実際に先生方が、自分の子どもにこうしたら
うまくいった・いかなかったということを実践し、報告、助言してくれる、
経験豊富な存在だからです。

今、コロナにより休園となり、こうした育児に関する助言をいただけない状態であり、
短い期間であっても孤立した子育てを行わなければならない、ということを痛感しています。

4.保育園全入時代にしていくべき
コロナで休園となったから、という訳ではないのですが、コロナで突然休園となり、
保育園に通えなくなった状況で、更に思いを強くしたことがあり、記載させていただきます。

実は私は思うところがあり、1年前に会社勤めを辞め、現在はフリーランスです。
収入は、“保育の必要性”を認められるまではなく、
認可保育園に通っていたら、退園をしなければいけない状況でした。

たまたま自分が保活をした年、住んでいる杉並区が保育園激戦区で、
認可保育園に入ることができず、いたしかたなく 認証保育園に通うことにし、
現在もその保育園に通い続けていたため、退園を逃れました。

でも、自身がこうした状況だからこそ、もしこのタイミングで子どもが
退園をしなければいけなかったとしたら?ということを真剣に考えました。

また、子どもを持つ親が、人生に悩んで何がいけないのか、という思いも強くあります。
私自身、バリキャリ思考で、自分は一生働き続けるものと信じ切っていました。
しかし、子どもが生まれ、しばらく仕事と育児に奮闘したものの、
心身ともに疲れ果て、価値観は大きく変わりました。

先の見通せない時代です。
自分が今いる会社に居続ける、自分の考えや価値観が変わらない
なんて、誰にも言えません。病気になってしまったら元も子もありません。
とにかく今いる場所から逃げなければ、そういう時だって人生はあると思います。

しかし、その時、1日中の子どもの世話が一緒に自分に降りかかってきたら、
自分の人生をしっかり考えることも、行動することもできません。

また、突然、子どもからこうした“教育”の機会を奪ってしまったら?
運動会のダンスの練習を続けていた日に突然、保育園に通えなくなってしまったら?

欧米においては、既に乳幼児期の教育は非認知能力を育む
大切なものであり(という認識が形成され)親の就労状況に関わらず、
この時期における幼児教育に積極的に投資する動きもあると聞きます。

日本においても、フリーランスや転職など、生涯を通じた働き方も
大きく変わってきています。今の保育制度が、こうした実情に即しておらず、
決して万全とは言えないものであると考えています。

親の就労状況に関わらず、希望する全ての子どもが“幼児教育”を受けられるように、
全ての親が、子育ての支援を受けられるように、
一筋縄ではいかない難しい時代を生きる親が、自由に人生の選択をできるように、
保育園はそろそろ全入時代となっていくべきではないかと切に思います。
長文、大変失礼しました。

親も子どもも、気分転換しながら

こんにちは。小5、小2、年中の子どもの母のHと申します。
埼玉県所沢市に住んでいます。所沢は育休退園問題で全国区?になりました。
Yさんの急遽退園というお言葉に共感しました。

私は今、在宅勤務日は家で3人の子どもと一緒に
パフォーマンスの悪い仕事をしています。
出勤しないといけない時は、嘆願書を書いたので保育をお願いしています。

最近うちの子も、お昼寝はそういえばしないですね。
でも友だちに遊びに来てもらい、外遊び、水鉄砲とかすると、夕方床に寝ています。
床って?!って感じなんですが、力尽きたのでしょうね。

保育園では日中外遊びや水遊び、お散歩などの活動があります。
お子さんによっては、お迎えが夕食食べてからという子もいます。
いろいろ考慮して「お昼寝」なのかもしれないですね。

無理矢理お昼寝させるのはしんどいので、うちは長い針がここまで(15分程度)は
みんなで静かに横になろうとやっています。私は寝落ちするんですが……。
寝る、寝ないではなく、静かに体を休ませるという意味合いです。

そうすると、イライラしている長女も寝たのかは
わかりませんが、少し落ち着きます。
仕事の日は上2人でお留守番で、どうしても長女に負担がかかってしまい……。

今日はわが家に保育園・学童のママ友の子たちが遊びに来ます。
合計子ども6人です。そういう日があると子どもも気分転換できますね。

われわれ母親も夕方のお迎えの時に、ちょっとビールとおせんべい食べたり。
そんなひと時がすごく、気分転換として重要だなと思います。

推奨はされませんが、今度テイクアウトご飯会で気分転換しようか
なんて話はしています。保育園があると夕方のお迎えで、先生や保護者と
あーでもないこーでもない話せますよね。
それないのが本当に困るなぁと、Yさんのコメント拝見して感じました。
素敵なコメント投稿ありがとうございました。

親同士の交流の面でも保育園のありがたみを実感

Hさん、Yです、コメントありがとうございます。
所沢市のことは、育休退園問題でよく存じ上げています。
素敵なアドバイスをいただきありがとうございます。
子どもも毎日同じ遊びでは飽きてしまうようで、確かにお友だちと一緒に遊んだりできると
いつもと違って楽しく、新しい発見もあり、体も動かせて良い刺激になりそうですね。

お昼寝問題も、無理に寝ようとさせず、じっとして体を休めるという風に考えれば、
親の方もストレスを感じにくくなりそうです。

私の近所ではなかなか親同士の交流といっても、挨拶や軽くお話する程度なのですが、
お互いにもう少し踏み込んだお付き合いができれば、子育ての負荷ももう少し
軽くなるのではないかとは思うのですが、なかなか難しいなぁと感じています。
そんな時に、やはり保育園というのはありがたい存在です。
親同士も、

・同じ保育園
・同じ年齢
・大体同じ家庭環境(共働きなど、仕事に対する価値観が似ている)

という共通項があるので、より話しやすいのかもしれません。
保育士の先生となら、なおさらだとつくづく思います。

今はそうした保育園での交流・助言などもいただけない状況ですが、
夫との協力、知り合いとのオンラインお茶会なども織り交ぜ、
何とか自分自身もストレスを貯めないよう、乗り切っていきたいと思っています。

ご丁寧にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

上の子に助けられつつ、子ども3人と在宅勤務

Yさん、こんにちは、Hです。
私も園以外で子育て仲間を作るのはすごくハードルが上がり正直無理です。

いろんな感覚の方がいますものね。ご近所に子育てされている家庭はいますが、ご挨拶程度です。

難しいですよね.そういうのって。

昨日も在宅勤務で長女は自ら昼寝、長男も声掛けして昼寝。
年中児の3番目だけが昼寝せず私に八つ当たりしてきてイライラしました。

そこで、起きてきた長男に「お願い、背中とんとんしてやって」とお願いしたら、
なんと大きな子守歌付きで対応してくれて、こりゃ昼寝無理だなと思ったものの
3番目も寝てくれました。

子どもに助けられる母親って……と情けないんですが、
こんな感じでうまくいかないところを家族に助けてもらっています。

金曜は子ども6人、母2人で餃子の王将テイクアウトご飯会をすることになりました。
ビールと雑談で息抜きします!
どの子も保育が当然のように受けられる日が、早く来てほしいですね。
自分の子が大きくなって保活に苦しむのは、見たくないですもんね!
今後ともよろしくお願いいたします!

保育園の給食のありがたさと、連絡手段に改善の余地あり

T@K市です。
・わが子のこと(成長、気持ち、生活その他)
息子もあまり昼寝しなくなりました。
運動量と昼寝の量が比例するので、今までいかに公園で遊んで疲れさせて
昼寝させるかに腐心していたのですが、今は朝、テレワーク開始前に
誰もいない公園に連れて行って15分ほど遊ぶ程度です。

それでも運がよければ夕方寝るし(夕方寝ても夜はちゃんと寝る)
いつもより早く寝たがることもあります。
一日中家にいると息がつまってイライラし息子にあたってしまうので
短時間でも朝の散歩は大切だと思っています。

・保育園の良さ
登園自粛になって、給食がなくなったのが一番痛いです。
息子は野菜嫌いなのですが、保育園の給食は野菜ももりもり食べていました。
それがなくなって食べる野菜がかなり偏っているので、栄養不足が心配です。

家でテレワークしていると、テレワークの邪魔をされないよう子ども一人で
YouTube漬けになってしまっています。
(同じクラスのお母さんも一日中テレビを見させるのは諦めていると言っていました)

保育園だと友だちとたくさん遊べるし、保育士さんがずっと見守ってくれるので
テレワーク中の親といるよりよほど健康的に過ごせると思います。

・園や制度がおかしいこと
コロナの影響で保護者懇談会がなくなり、保育方針説明は紙一枚配られただけでした。
紙一枚の説明では全然伝わらないので、Zoomなどのテレビ会議システムを
取り入れてほしいと思いました(方針説明だけなら基本的に話を聞くだけで、
質問することも少ないと思うので)。
保育園で導入されれば、保護者会でも導入できるかもしれない
という下心もあります。

保育園からのお手紙がすべて紙で来るので、登園自粛で受け取れなくなり、
クラスのLINE網で情報を知ることもありました。
その後、同じ内容が封筒で送られてきたのですが、
紙ではなくメーリングリストを作成して一斉送信した方が楽だろうし、
ゴミも減るのにと思いました。
(他の園では園からの連絡はメールで来るところが多いそうです)

家でできることが急増したわが子と、疲れ果てる親

普光院さま、Zです。休園・自粛でわかったことを短くまとめると、子どもにとって
いい環境を作ろうと思ったら、当たり前だけど親が大変。
でも園に行ってたときよりずっと子どもは楽しそうで健康的。

べったり一緒にいられる期間も短いだろうし、
(私は子どもが生後6週で仕事復帰したので24時間一緒なんてあまりなかった)、
プラスに捉えようと努力しています。でも、疲れた、寝たい。以下、詳細です。

・わが子のこと
早寝早起きに変わりました。うちも昼寝をやめさせました。
その結果、0歳児からずーっと夜11時~12時くらい就寝だったのが、
夜7時台、遅くとも8時半までには寝ます。
朝は今までずっと起きられずぐずぐず泣いていたのが、
6時台に自分で起きてくるようになりました。

トイレトレ、はみがき、うがい、手あらいなどなど、生活面の強化
保育園でちゃんとやってなかったのが発覚。
保育園では予定では2~3歳児クラスでやるといっていたものが、
人手不足でできなかったそうで、食後のぶくぶくうがいとか、手洗いとか、
トイレで拭くなどのことをこの期間に家でしつけました。

結果、お漏らしをしなくなり、トイレは自分1人でいけるようになり、
歯磨きもおおよそ自分でできるようになり……と、できることが激増。
保育園でやっていると思っていたことができてなかったというのに、
はじめはショックを受けましたが、アウトソースしようと思っていた
自分の考えが甘かったと反省しています。

毎日の外遊び
園庭がない園で外へのお散歩も全然いけてなかったので、登園自粛中は毎朝7時台に
1時間の散歩に連れ出し、まず朝発散させています。

そうでないと私がテレワーク中に会議に乱入してきて「ママ遊んで遊んで遊んで~~」
と叫ぶので、少し体力発散させてから午前の会議に臨みたいという
私側の思惑もあったりするわけですが。

夕方、夫が帰ってきた後は(早番で早朝から出勤しているので、6時台に帰宅できる)
自転車と縄跳びの練習に連れ出し、運動量を増やしているのも、
夜早く寝るようになった理由の1つだと思います。
雨が降っても外遊びに連れて行っているので、本人の満足度は極めて高いです。
親の負担は極めて重いですが……自粛が終わっても、朝のお散歩は続けようと思います。

製作・音楽など
家でやる方が楽しいそうです。保育園で言われたことだけしかできないよりも、
自由になんでもできる家は楽しいそうです。

大型の製作をしたり、絵具を入れた水をプールのようにリビングの床にぶちまけて
その中で泳いだり、テレワーク中の私の目がいき届かないことをいいことに、
やりたい放題やっています。娘からしたらとても楽しいと思います。 
私は後片付けで毎晩ぐったりです。

YouTubeやテレビ、映画などはほぼ見せずになんとかなっています。
登園自粛がそろそろ3カ月ほどになるので、「もう飽きてきた。やりつくした」と
今週に入って本人が言い出したため、登園自粛があと数カ月続いた場合、
この子をどうやって毎日満足させるんだろうか??という不安はあります。
6月から始まって~~と、神様に祈っているところです。

・保育園の良さ
同年代のお友だちがいること、これにつきます。
ソーシャル・ディスタンスでは仕方がないのですが、日中は母親のみ
(夫が早出なので子どもが寝ている間に出勤)、夕方の1時間~1時間半ほど
父親と過ごす生活に飽きていて「お友だちと過ごしたい」と子どもが切望しています。
社会との触れ合う機会もなくなってしまったので、
そういう場があると本当にいいなぁと思います。

テレワーク中に邪魔されるので、(今日もクライアントさんから「背後霊が出ていますよ」と言われてふと後ろを見たら娘が写りこんで変顔していた)

仕事の効率が極めて悪く、夜中と夫がいる土日に仕事をシフト状態で、私の睡眠時間が激減。
夫が通勤しているので毎日消毒も大変で、家事は激増。

皆さんどうやって仕事と家事と育児を1人でこなしているんでしょう?? 
ワンオペになれていたはずですが、もはやいろんなことが回らなくなってきているので、
週1でいいから預かってほしいと思うことはよくあります。

でも、最も困っている人たち(医療関係者やインフラ系の方々など)に保育園を利用して
いただいた方が社会のためなので、ここは頑張らないといけないなぁと思っています。
預けられる場所があるって、ほんとに素晴らしいことだったんだなぁ
としみじみと思う今日この頃です。

・園や制度がおかしいこと
あれが悪い、これが悪いと思うことはいっぱいありますが、
エッセンシャルワーカーの方々が優先的に保育園を使える方が良いと思いますので、
頑張れる人は、緊急事態なのだから目をつぶってやり過ごすしかないんだろうなぁ…と、

思うようにしています。

保育園の良さと、家庭保育の良さ両方を感じながら

Kと申します。Yさんと状況がよく似ており、(働き方を変えつつ認証保育所に残りました)
そしてその意見にも全面的に同意です。
こちらは現在、1歳9ヶ月の子を私が中心に見ています。(仕事は休業に近く、一部夜に対応)

保育園の良さと、家庭保育の良さは、トレードオフだなぁとしみじみ思います。
よく言われていますが、今回改めて、下記の点について保育園は優れている、
と思いました。

①体験の豊富さ。
保育士や同年齢の子たちとの接点、お遊戯や季節感のある活動など。

②栄養バランスのよい食事。
色々な献立が登場し、栄養バランスも考えられている。

一方で、家庭保育の良さは、下記のように感じました。

①マイペースに過ごせる。
昼寝など、子どもに合わせて過ごせる。
あまり昼寝が必要そうでもなくて、保育園であんなに寝てたのはなぜ?
どうやってるの?と思ったりします。公園など連れ出してたくさん遊んでいます。

②まったく病気をせず元気。
保育園では風邪や胃腸炎など、頻繁に病気をもらっていましたが、
この2カ月は病気がなくなりました。
やっぱり元気にしているのはいいな、と思っています。

そんな感じで、うちの子は今、毎日リラックスして、伸び伸び
元気に過ごしているように見えます。(緊張感がないともいえますが…)

あとは、かなり感覚的ですが、気づいたことは下記の通りです。
①子どもの体調などが把握しやすい。
食事量、睡眠量、体調など、保育ノートを見ながら予測していましたが、
24時間見ているので把握しやすいです。ノートには限界がありますよね。

②毎日の成長が手に取るようにわかる。
①と似ていますが、今日何ができたか、何が食べられたかなど、
タイムリーにわかります。

こういうことは、保育園→家庭保育の経験があるから
思うことで、新鮮でした。

色々書き出してみましたが、、子ども1人と2人とではまた違うでしょうし、
年齢でもまた違いがありそうですね。

最後に制度の面ですが、私もよく、なぜ日本では、「保育に欠ける」人
だけが保育園なのかな、と思います。(緊急事態宣言とは関係ないですが…)

勿論、待機児童がいるような現状では、話は別ですが、将来的には、
希望する人が誰でも入れたら、そして、その利用の仕方も多様になればな、
(短時間や、週3日なども)と思います。

保育園だけでなくて、働き方もそうですね。
色んな形を、「それもありだね」と言える社会になることが、
この先に目指す豊かさではないか、と私は思います。

とにかく今は、各自できることをして、この難局を早く乗り切れることを、
切に願っています。以上です。

「巣ごもり子育て」が家庭のキャパを超えている実情

みなさま、普光院です。コメントありがとうございます!!
いちいちうなずきながら読ませていただきました。

テレワークできても、保育は必要ですね。子どもたち自身のためにも。
そして、「巣ごもり子育て」が家庭のキャパを超えているという問題。

私は大学で子育て支援や児童福祉を教えていますが、これらのテキストでは、
家庭の状況は、かつて大家族だったり、地域関係が密だったりした時代と
現代は、まったく子育ての環境は違うということが大前提になっています。
みんな大家族で隣近所といっしょくたに生活していた時代は、プライバシーや自由が
少なかったけれども、たぶん子育ては今よりもだいぶ支えられていたと思います。

だから、「保育園に預かってもらえなくて大変!なんていうのは親のわかまま」
とか言う人がいたら(いない?)、もっと勉強してほしいと思います。
この社会では、かつての大家族や地域社会が持っていた機能を、
保育所やその他の子育て支援のしくみで補完しているのだと思います。

とすれば、Yさんがおっしゃるように、
保育園全入でもいいじゃないか、ということになります。
在宅育児手当か、保育の利用か選べる国もありますよね。

2013年に子ども・子育て支援新制度が実施される前に
「保育園を考える親の会」が内閣府に提出した意見書には、

https://hoikuoyanokai.com/wp/wp-content/uploads/2017/10/opinion_130627ikensho1.pdf

全入までは主張していませんが、
なるべく範囲を広くしてほしいと要望しています(2ページ)。
また、情報開示をしてほしいということで、特に保育環境や
人員配置(退職率も)などの開示を求めています。(3ページ)

**
もうひとつ、園をお休みして、園のメリットを感じているというご感想が
多いかもしれないと勝手に想像していたのですが、お昼寝の是非、
子どもが自由にのびのびしてる、など、家庭保育の良さが発見されているのが新鮮でした。

ただし、本当は保育園でもお昼寝は子どもや家庭のニーズに合わせてほしいし、
常に一斉に同じことをする保育は子どもの主体性が尊重されない保育ということで、
見直しがかかっているので、読んでいて複雑な気持ちになりました。

昼寝をバラバラにするのは、国基準の保育士配置では難しいのかもしれません。
子どもが好きな遊びを楽しむことを大切にするというのは、東京都内はだいぶできている園も
あるように見受けられます。

昼寝議論は過去にもありました。

ホームページがやがやトーク↓
https://hoikuoyanokai.com/topics/talk/927/

コロナ下の保育所の現状


先日はついコロナ下にあることを忘れて大それたことを書いてしまいました。
全国私立保育園連盟の保育所等へのアンケートを読むと、
保育園側の大変さもひしひしと伝わってきました。

http://www.zenshihoren.or.jp/pdf/tyousa_20200512_01.pdf

この結果は、4月22日時点での私立保育園や認定こども園の回答ということですが、
コロナは収束したわけではないので、問題は続いていると思います。

注目したことを少し拾うと(回答者は全国の私立園です)、

・原則開園が約8割→回答3147園のうち、
完全休園11、原則休園だが状況に応じて受入333、
原則開園だが登園自粛を依頼2635、通常通り開演受入制限なし168

・自粛における家庭への登園方針はほぼ市町村の方針のとおりが約9割

・困難さや不安を感じていること(複数回答)の上位5
 1 衛生物資の不足 66.8%
 2 登園自粛に関する保護者との認識のズレ 59.4%
 3 今後の運営の見通しが立たない 45.4%
 4 衛生管理と通常保育のバランス 45.0%
 5 園児の家族が濃厚接触者となった場合の園児の受入の可否 42.8%
(以下略)

・園児の出席率は20%以上30%未満が最も多く、
出席率が50%未満の園の合計が7割を占める(90%以上は4.7%)

詳しくは、調査結果本文をご覧ください。

自由記述などを見て、とても苦労していることがわかるのは次のようなことです。
・園内で感染を発生させないための職務が増大している。
・感染が発生しても責任がとれない。職員は大きなプレッシャーを感じている
・通常保育と衛生管理のバランス
(衛生管理を厳しくすれば子ども同士を遊ばせられないが、保育でそれはほぼ不可能)
・保護者の危機意識が乖離していて自粛というだけでは休んでもらえない
・妊娠中・子育て中・高齢の職員を休ませたいのに休ませられない
・このような対応がすべて現場に丸投げされている

<余談>
ところで、前回のメールで、
> 常に一斉に同じことをする保育は子どもの主体性が尊重されない保育ということで、見直しがかかっている

と書いたのは、「保育園では言われたことだけしかできなかった」というお子さんの話に反応して書いたのですが、
一斉に何かをすることが悪いわけではないので、補足しておきます。
幼児になれば、集団で取り組む楽しさを味わうのも大切な教育だと思います。
個人の興味関心、集団の中での社会性の育みはどちらも大切ですが
保育所保育指針は、常に子ども自身の意欲や主体的な活動を大切にするよう示しています。

そんな保育がのびのびと展開される日を待ち望みます。

在宅勤務と家庭保育で、綱渡りの毎日

Qと申します。娘が調布市の認可園2歳児クラス在籍中です。

◆休園・自粛でわかったこと
・家庭保育と在宅勤務の両立は無理ゲーですね。
(私の場合は、2オペですが、仕事は3~4時間がせいぜい。
職場の理解があるのが救いです。テレカンへの子どもの登場を歓迎してくれるなど)

・保育園への一層の感謝の気持ちが湧いています。
(都内であっても現状の保育士配置基準では、子どもがお昼寝している時でないと
事務仕事が進められないと家庭保育体験を通して確信しました。)

・専業主婦/夫にも十分な一時保育の枠が必要なはずと確信しました(今の自分と
同じ状態を365日何年も続けるのは、、望んでいたとしてもかなり大変なのではないかと)。

普光院さんが共有してくださった、保育園側の大変さも相当なものだと思います。
私個人としては、今後再開するとしても、クラスを2グループに分け、日や週を分けて
登園するとか、預かり時間を減らすとか、してもらうと、親は今よりは在宅勤務ができるし
子どもも友だちとのびのび生活できる、園の現場の負担も減らせる 
ので コロナのことを考えると、ありなのではないかと思っています。

先日園から電話がきたときの雰囲気だと6月にいったん通常通りに戻すような雰囲気で、
今度は保育園側の負担が心配です。

◆わが家でやっていること
午前外遊び→昼食→部屋遊び→昼寝→外遊び→夕食~(夕食以降は登園時と同じ流れ)

過去に一度Youtube漬けを脱するために親子ともに苦労疲弊したことがあるので、
できるだけ親のどちらかが外遊びに連れて行くようにしています。
(その分仕事はできなくなりますが、開き直っています。
ただ仕事のパフォーマンスが落ちることへの後ろめたさは残ります)

雨の日も水たまり遊びをしようと、親子ともレインコート・レインブーツで外へ行ってます。
片付けが大変なのですが寝かしつけの大変さとトレードオフで外を選択してます。
うちの子の場合はまだ昼寝をしないと、夕方大崩れするので、
何とか昼寝をさせていますが、3回に1回は私も寝落ちして仕事時間がさらに減ってます……

親の体力が追い付かず、、時々子どもにイラっとしてしまうのが申し訳ないですが、
あぁ私いま限界なのかなと、ちょっと自分の時間が欲しいとパートナーに
告げるようにして、綱渡りの毎日という感じです。

みなさん似たような感じなのだなということがわかって、気持ちが少し楽になります。