卒園式での担任X先生の言葉です.我が家は3人の子どもがいて,2番目の子どもの卒園式を2019年3月に迎えました.
X先生は,男性の保育士で,年少から年長まで息子のクラスを受け持って下さいました.保育者・教員養成に携わる仕事をしている私から見たX先生は「保育に熱い先生」「きらりと光るセンスの持ち主」という印象です.息子は不器用で幼い子どもです.そんな息子と当時1歳児クラス(つぼみ組)の妹の部屋にお迎えに行った時に,息子は小さい子がいるにもかかわらず部屋の中を走り回る始末.たまたまX先生がつぼみ組の部屋を担当していて,走り回る息子に注意するのではなく「ここつぼみさんだよ」と耳元にささやき,息子が行動コントロールできるように声かけして下さいました.私自身,息子を注意しようと思った矢先の出来事でした.「きらりと光る保育士はこういう対応をするのか」と感じた瞬間でした,
そんなきらりと光るX先生が,卒園式の日に保護者に向けて「このクラスを担任出来て,私が一番幸せでした」と語って下さいました.そんな風に先生が日々の保育を,子ども達との関わりを感じて下さったことに,保護者一同感謝の涙を流しました.こんな素敵なX先生に出会えた我々親子は幸せだなと感じた瞬間でもありました.昨今,保育者は大変な仕事だと思います.でも,保育者も親子も出会えた縁を大事にでき,互いに幸せを感じられるといいなと感じます.息子は卒園しましたが,今の私のミッションは,仕事を通して,X先生のようなきらりと光る保育者・教員を生み出すお手伝いをすることです