【上の子の保活】
わが家は二人とも早生まれで、保活には不利な状況でした。
1人目は、静岡県での保活でした。3月生まれの予定だったので、妊娠中から市役所へ何度か足を運び情報を収集。0歳児入園ならば年度途中からの申し込みになります。情報収集の結果、生まれてからでないと申し込みができないとわかり、秋以降での年度途中申し込みをすることにしました。結局、早産で1月生まれに。
生後半年過ぎた6月から保育園を見学しました。見学した園は通える範囲での4園にしぼりました。認可外保育園は非常に少なかったので、すべて認可園です。第3希望の園を見学中に園長先生から「ちょうど1人空きが出るから、申し込んだらすぐに入れるかも!」と言われ、すぐに第1希望に変更して申し込みをしたら、8月入園が内定しました。
復帰予定月の前月1日が入園日でしたので、9月末復帰に向けて8月初旬から約2か月間かけて徐々に慣らし保育をし、仕事復帰に向けた母子分離をとてもていねいにしていただきました。本当に感謝でした。職場は東京だったので、新幹線通勤の日々が始まりました。
復帰してしばらくたった翌年4月に東京都内の保活激戦区に夫の転勤が決定。
転勤が決まったのは12月だったため、すでに区の一次申し込みは終了。都内にある実家の住所を頼って、年明け締め切りだった認可保育園の申し込みもしましたが、すべて不承諾。
2月に入り、引っ越し先も決まらないままでしたが、できる限りのことをしようと、会社の昼休みに会議室にこもって区の認証・認可外保育園に片っ端から電話。おそらく50園くらい電話したと思います。
どこも申し込みは終了していて、ひたすらキャンセル待ちの予約をしました。そんな中、区の保育室で事情を話すと申し込み締め切りまで数日だから書類が間に合うなら通常選考できるという園があり、急いで書類を準備して申し込み、無事に4月の内定を得ました。申し込みの際はワラにもすがる思いだったため、保育室の園長先生へ、申し込みを許可してくださったことへの感謝と、今まで新幹線通勤をして仕事を続けていること、保育園が見つからなかったら退職せざるをえないことなど、思いのたけをしたためたお手紙を添えました。申し込みをした翌日、引っ越し先を決めるための内見の最中に保育室の園長から内定のお電話をいただき、その場で保育園から一番近い家を借りることに決めました。(笑)
そんなこんなで、1歳児での転園、引っ越しは無事に完了。
そして4月に入ってから、区役所へ認可保育園の年度途中申請を申し込みました。
引っ越しも辞さない覚悟で20希望まで書きました。
するとなんと、11月入園で第4希望(近所!)の園に空きが出て、半年足らずで認可保育園への転園が決定。
そのときはすでに第2子を妊娠中で、その保育室は育休に入ると退園しなければならない園だったので、転園がかなって心から安堵し、「うちの子どもはツイてる!!」とガッツポーズでした。
【下の子の保活】
となれば、第2子の保活は「上の子と同じ保育園に入園」の1択となりました。
第2子も1月生まれの早生まれ。兄弟加点があるとはいえ、1歳児の枠は狭き門です。
1点のポイントが合否を左右する世界、努力で取れるポイントは取るしかありません。年度途中から復帰して認可外ポイントをつけ、狭き門へ挑む計画を立てました。
5月の連休明けから早速、認証・認可外の保育園見学を始めたところ、上の子の園のすぐ近くに新設した企業主導型保育園で内定者の多くが認可園へ流れたため空きがあるらしいと、上の子の保育園ママから情報を入手。早速当該の企業主導型保育園を見学し、来年度1歳児になるときには上の子の認可園入園を狙っていること、もし入れなかった場合は引き続きお願いしたいこと、秋頃に復帰をする予定であると伝えると、「今なら育休中でも6月から入園してよい(少なくとも週に1回数時間通園する約束)」と言われました。数か月間の保育料はかかるものの、これ以上保活しなくて済むこと、復帰できるかどうか認可園には入れるかどうかヤキモキしながら育休生活を送ることを考えたら、即入園を決めました。
それからは上の子を送るついでに下の子を毎日1時間程度保育園に預け、落ち着いた気持ちで育児休業を過ごすことができました。認可保育園4月入園の申し込み締切前までには復帰して確実にポイント(加点)がつくよう、職場にも復帰時期の希望を伝え(保育園の目途が立ちそうとふんわり伝えました)、無事に姉弟同園で4月からの入園がかないました。
毎回幸運に恵まれて、無事に希望どおりに保育園に入園してきましたが、やはり、職場の人や家族から見ると保活中はとにかく死に門狂いで作業していたようです。こんなに必死にならなければならないのか、と思う気持ちもありますが、逆にこれだけやれば何とかなるのでは!という自信もつきました。あとはやり切った自分をほめ、運を天に任すしかありません。(笑)
【保活経験の振り返り】
- 「できることはすべてやる!」の全力スタンスで。
- とにかく情報収集が命!!情報が集まってくると、復帰プランと保活プランが考えやすくなる。
- メインの情報収集は自治体へ。少しでも気になる点があれば、担当者に直接確認 (担当者によって回答が違うことがあるので、確認した日時と内容は必ずメモしておく)。
- 家族(特に夫)とは常に情報を共有し、保育園選びは一緒に。(今の家から通えるところだけを選ぶのか、保育園に応じて引っ越しも辞さない覚悟かなど認識を統一する必要あり)
- できればママ友などの情報も得られる環境なら積極的に聞く。
- 自治体によって、加点方法や育休退園の決まりなどかなり異なるので、手引きは要熟読。
- 保育園への問い合わせ電話はお昼寝時間帯(12時半頃~2時半)だとていねいに対応してもらいやすい。
- 自身の復帰プランは明確にしておく(内定もらえなかったときなどのパターンも含めて)
- 見学時など、話せそうな感じであれば、正直にこちらの事情を諸々話しておくことも大事。
- 見学のときは、子どもや保育士さんの笑顔や、挨拶の有無がその園の雰囲気に直結している気がするので要チェック。
(第1子:静岡県/認可保育園0歳児クラスに2016年8月に入園、東京都/保育室1歳児クラスに2017年4月に入園、認可保育園1歳児クラスに2017年11月に転園、第2子:企業主導型保育園0歳児クラスに2018年6月に入園、認可保育園1歳児クラスに2019年4月に入園)