2020年12月19日(土)の午後、コロナ禍でイベント開催もままならない状況下ではありましたが、「会員同士が交流できる企画を開催したい!」という事務局と副代表との熱い想いから「小1のカベに勝つ!〜小学生の生活ってどんな感じか聞いてみよう〜」zooomおしゃべり会が開催されました。
前半の先輩トークに始まり、後半はグループに分かれてのトークで大いに盛り上がりました。トピックスを拾ってレポートします。
【先輩トーク】
- 子どもが一人で登下校…保育園は、毎日登降園で行くので様子がわかったが、親が学校に行く機会も、格段に減る。いかに、保護者同士のネットワークを作って、子どもや学校の様子を入手できるようにしておくかがカギである。
- 子どもの1日の流れ…授業でじっとしている時間が増え、なかなか慣れない。4月は親子共々疲れている。4月は新しい習いごとを始めようとかしてしまいがちだが、土日は用事を入れず、なるべく休むことを強くお勧めする。
- 学校は、働く保護者前提ではない問題…行事やPTAの設定が平日前提である。学年が上がるにつれて、親の参加者は減っていくが、そこまで情報過疎にならないと思う。
- 学童について…宿題については、学童の指導員は教員ではないので教えてはいけないという考え方もある。学童の指導員次第。学校が休みの場合、保護者が早く出勤してしまい、子どもがあとから学童保育に登所することもある。その場合は、戸締りエアコンテレビOFFなども練習が必要。
- 小学校あるある…お便りが多い。学校、学年、クラス、PTA、フォーマットがバラバラ、不規則なものが多い。提出物の締め切りも〇月〇日までに、〇月〇日限定など、表現色々。学校の先生には、毎日会っていないこともあり、物申すのは勇気がいる。指導者的な目線も感じて、改善提案は、難しい印象。
【Q&A】 Q:保育園よりお便りが増えるか?
A: 保育園にもよるので、何とも言えないが、1年生の時は、連絡帳に書いてあったりするので、
それも確認するのも良い。親のLINEで確認しあうのも良い。
Q:1円単位での集金がある?
A:集金に備えて、ジップロックに小銭を貯めておく。先生がカウントしやすいように、小銭はまとめて
提出してあげるとよい。
Q:学童に行っている子が、友達と約束して、公園や友達の家に行きたがる場合どうする?
A:1年生ではまず、約束が成立していないことがあるので要注意。約束自体を相手の親に確認できれば安心。
また、親が居ない家に遊びに行かないという約束にしておいたほうがいい(家庭や子どもにもよる)。
子どもの話によく名前が出てくるお子さんの名前はチェックしておいて、
保護者会などのタイミングで相手の保護者と連絡先を交換して、なるべく繋がっておく。
Q:地震があった時とかは?
A:親子で、地震があった時の行動をどうするか話しておく。何かあった時は、学校か保育園に
駆け込むようにしようといっておく。
保護者会とかで、共働きだから家に親が居ない、ということをアピールしておく。
遊ぶ約束をしても、どこにいるか分からないことがないように、親同志で分かるようにしておく。
【ブレークアウトトーク】
<チーム1:学童行きたくない問題について>
学童指導員の先生からは、親から子どもに、まだ留守番するのは心配だから学童に行ってほしいということを、
話してほしいと言われた。
学童を辞めるかどうかは、子どもの能力を見極める必要があり、辞めるとなったら、留守番の時の
注意点などをしっかり子どもと話し合う。
<チーム2:仕事との両立は保育園時代とどう違うか>
昔と比べて過保護になっているようで、いつまでもカバンをチェックするのは親も大変なので、
もう少しおおらかに子育てしたらいいのでは?
保護者と先生は、敵対するのではなくて、子どもを一緒に育てる仲間としてやっていけばいいのでは
と思う。ただ、おかしいと思うことについては、先生にしっかり意見を言うことが大事。
おかしいと思っているのは自分だけではないことが多い。まわりと支えあっていく環境も作ることも大事。
<チーム3:先生に物申すのが難しい問題/学校の情報入手について>
「話がある」というと先生も構えてしまうので、学校へ行く機会についでにコミュニケーションを
取るようにして、言いやすい環境を作る(例:忘れものを届ける、早退して病院についていく、など)。
学校公開の時に、自分の子どもの学年以外に上の学年の様子を見に行ったり、上の学年の親御さんに
話しかけて、情報を得るようにするとよい。
<チーム4:コロナ禍>
学校も対応の過渡期だったと思う。教員も指導要領が変わり二年目で、手探りな状態である上に、
コロナ禍も重なり、大変な1年だった。
小学校は「昭和」。改革の一番動きが遅いのは小学校という感覚がある。
以上、小学校入学に向けての心配事や準備について、事前にいただいたご質問を中心に話し合いました。
アドバイザーには、子どもが小学生の人もいればすでに社会人という人もいて、さまざまな意見が出ました。
働く親にはびっくりの「小学校あるある」も共有され、楽しい時間を過ごすことができました。
保育園を考える親の会では、会員同士が悩み事などを気軽に話せて交流出来る企画を、今後も行っていきます。