こんにちは!
保育園を考える親の会では10月27日(日)に、東京ウィメンズプラザで「はじめての保育園」を開催します(ご案内)。そこで、今年の2月11日(月・祝)に東池袋で開催した「はじめての保育園」のようすについてお伝えしたいと思います。
3連休に祝日の最終日でしたが(雪の予報なども出てヒヤヒヤでした)、4名のパパママによる両立生活「わが家バージョン」等々のパネルディスカッションや質疑応答、病児保育に関するレクチャー、グループトークなど。保育園の現場を知る先生も世話人としてサポート下さり、濃い内容になりました。
「はじめての保育園」って何?という方へ
保育園を考える親の会が創会以来、毎年開いてきた働く親応援イベント。通称「はじほ」。保育園の申請前の時期(秋)、保育園入園前(冬)などに、有志の会員が世話人となって行っている新米パパママ向けのイベントです。(世話人となって頂く方も毎回募集しております!)
保活(保育園さがし)体験、リアルな保育園生活や両立生活について現役パパママがトークする「パパママトーク」(世話人にご担当いただいたり)をはじめ、保育園グッズの紹介(連絡帳やお布団など)や、回によっては膝を突き合わせて相談するグループトークもあり、色々な角度から参加者が保育園生活をイメージできるようサポートするイベントです。
最近は、ご夫婦での参加やパパだけの参加も増えていて、ご夫婦で家庭内の家事育児を見直す良いきっかけにもなっているようです。
今回は、そんな「はじほ」の一部をご紹介しますね!
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<<先輩パパ・ママトーク>>
今回のファシリテーターは都内在住、パパ単身赴任中の中3人の子育てをしているWさん。
昨春にお子さんが保育園に入園したTさん(昨年は参加者側でした!)、と2人のお子さんを保育園に通わせているAさんKさん夫妻から、各家庭の保育園ライフを紹介いただきました。
<入園後・復職後、どんな生活になる?>
ママの育児休暇中はどうしても家事・育児がメインだった人も多くなりがち。子育てと仕事との両立生活がはじまり、日々の生活がどんな風に変わるのか?と気になっている参加者が多かったです。
実際は各家庭のパパ・ママの働き方や状況によってそれぞれ。
一日の流れを見ていくと、Tさんの場合は朝早く起きるのが得意なパパは朝家事をし、お子さん送迎は時短勤務しているママが担当。そしてパパの残業のない日は帰宅後にお子さんのお風呂を担当するので、少し寝る時間を遅くしているそうです。パパの仕事時間で、日々の流れを少し変えているようでした。
AさんKさん夫妻は、「平日ワンオペ時間を減らす」というテーマで2回目の復職時に働き方を見直したそうです。
ママは時短勤務で子どもの迎えなど担当していますが、パパが朝は子どもたちを保育園に送り、20時前には帰宅。パパママ2人体制でお子さんの相手やお風呂や家事をして、寝かしつけの後、パパは再び自宅で仕事をするという流れでパパの平日育児時間を確保しているとのことでした。
小5から4歳の3人のお子さんを平日ワンオペ状態で見ているWさんの場合は、会社への出社は1回程度という、在宅勤務を活用しています。パパママの両親ともに遠方で、実家サポートは得にくい中、「無理をしない」という事が大事と仰っていました。
以前、「はじめての保育園」で『復職後半年の壁』について質問があった事がありましたが、自分がつらくなる時期が最初の復職後半年くらいにあったそうです。寝かしつけの後にあれこれしようと思わず、しっかり休んで、次の日の体調を整える事も大切、という事でした。
パパママの仕事の状況のそれぞれ。それぞれの立場でどうやっていけるか、夫婦でできるだけ話し合って行くことが大切という話になりました。
<入園前に準備した方が良い事>
持ち物などは、各保育園によって違うので、保育園の入園説明会後に用意するのが良いのですね。それ以外でいうと、復職前に職場に提出する時に便利な「復職支援シート」があります。会社とのコミュニケーションを取るのに役立ちます。
このシートには「子どもが病気になった時の対応」の項目などあり、書きながら対応を検討することにもつながります。
また、リアルに「悪天候時の送迎」について。ただでさえ大変な朝、さらに悪天候・・・
いつもより準備に時間がかかるのは必須。さらにそういう時だって、子どもはお構いなしで色々な要求してくるよ、、という体験の話がありました。安全策で、大変な時はタクシーを使うと割り切るなどのお話しも。本当に、無理をしない所では頑張りすぎない、という事が大事だとしみじみです。
<子どもが病気になった時の対応>
病児・病児後は誰が見れるのか?親族やサポートしてくれる友人知人含めた「人」と病児対応している「施設」や色々な企業が展開している「サービス」について、どんなものがあるか?を紹介していただきました。選択肢を持つという事で安心もできます。
自治体の病児保育施設などは、事前登録制だったりするので、育休中に調べて登録しておいた方が良いですね。
お子さんが入院という事になるというケースもあります。入院の際には、病院によって付き添いの条件も異なります。ずっと付き添いが必要な場合も。病院によって、付き添い体制が違うという事も知っておくと良いかもしれません。
0.1歳までは保育園の欠席日数も多い傾向がありますが、そこを超えてくると、だんだんにお休みするような病気や、お迎え電話も少なくなると言います。お子さんの体調で仕事を休まざるを得ない事が続くと、自分を追い詰めてしまう事も多いですが、いつかは身体も強くなってくると思って、仕事を続ける事を目標に、焦らない気持ちでいる事も大切です。
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以上となります。いかがでしたでしょうか。
イベントの中で、普光院さんからもお話しありましたが、このイベントは保育園の現役パパママが「後に続く仲間を応援したい」という事で有志で行い、続けているイベントです。
このイベントが、「はじめてほ保育園」を迎える方によって有意義な場であるよう、ご協力いただける方はいつでもお声かけください。