保育園の騒音問題って?

(つうしんバックナンバーから)

保育園が近隣から「子どもの声がうるさい!」と言われて、子どもをのびのび遊ばせられなくなりそう・・・そんなピンチのとき、どうしたらいいの? 会員メーリングリストでのやりとりを紹介します。

騒音問題、困っています!

私は今子どもを二人(3歳児クラス、0歳児クラス)それぞれ公立認可園、指定管理者制度の園に預けています。騒音問題が起こったのは上の子の公立認可園でのことです。

以前から近隣住民から騒音の苦情があったようですが、最近、かなりそれがエスカレートしてきているようで、先生方もかなりぴりぴりしています。園庭でもその方の住んでいるところになるべく近づかないように遊ばせているようで、子どもたちものびのび遊べるような状況ではないようです。

区とも相談して、今後玄関をずらしたり、少しでも園庭を反対側に広げるような工事をするようですが、それで納得するかどうかはわからず、とりあえず、それで相手の様子を見るということのようです。

園長先生に聞いても、(普段はとても保育に熱心でよい先生なのです)言葉をにごしてあまり詳しいことは教えてくれません。おそらく区側から箝口令がしかれているようです。

子どもはとても敏感で、先生方の緊張がすぐに伝わっているようです。先日は先生に怒られて外で泣こうとしている子を、「そっちで泣かないで、(うるさいから)泣くんだったら向こうで泣いて」と、泣く場所まで気を遣っているような状況です。でも保育園とはそもそも子どもたちの声がにぎやかに聞こえてこそ、のびのび育っているんだな、という場所なのではないでしょうか。このままでは子どもたちがかわいそうです。

どなたか、こういった騒音問題を経験された方、どうすればいいか教えて頂けませんか?この保育園には父母会がないので、やっぱりこういうときは父母会があったほうがいいのかな、と思ってもいます。

保護者の「立ち話」も立派な騒音源?!

数年前、親の会で講師にお呼びした町田市の某保育園でも、移築にあたり近隣からクレームが来て、騒音対策に相当な神経を使っていると伺ったことが記憶にありますし、うちの子どもが以前在籍していた認可私立園でも、敷地内での移築中に騒音問題が発生しました。

クレームが入ったのは、移築で直面することになる道路をはさんだ向かいのマンションのあるお宅(DINKSです)からで、かなり強硬な申し入れがあったのです。私もすでにOBでしたので、詳しい情報こそ入らないものの、主任保母に「いかがですか? 大変そうですね」と伺ってみました(うちのマンションも、別の側のお向かいなので、少しは管理組合から話が入るのです)。すると、「大変だけど、私立認可園とはいえ、区の保育課とも密接なパイプがあります。それで、区はかなり私たちに味方してくれています」と、希望を持っている表情でした。だから当時「保育園だけで孤軍奮戦しているわけじゃないんだー」と安堵したものでした。

園舎は新築移転だったので、建物にも防音をしたのだと思いますが、当時、夏のプールは結構難しいようでした。それから、保育園が一番神経を使ったのは、どうも保護者や子どもの、送り迎えの時のおしゃべりや立ち話のようです。2年ほど経ったけど、今でも送り迎えの光景は静かです。以前の園舎では、にぎやかだったのにな~。残念。

父母会はその時どう機能したのかは、既に卒園していたので、私は知らないんですが、この新園舎がゲットできたのは、父母会があったからこそ(←じまん)なので、今後のためにも、何が起きるかわからない保育園ライフには、父母会はあった方がいいと断言できます。

卵を投げつけられた経験…… アリ!

息子が通っていた私立認可園でも、騒音問題はありました。袋小路になっている私道の一番奥に保育園があり、その私道沿いの住民からしばしば「うるさい」とクレームがありました。私も一度夕方6時半ごろのお迎え時、息子が忘れ物をしたというので、「えー、早く戻って取ってきてよー」などといっていたら、上から卵を投げつけられたことがあります。ゆで卵でした。当たらなかったけど。

やはりうちの園の場合も、一番問題だったのは送り迎えの際の保護者の立ち話と子どもが走り回る声でした。これは保育園から「禁止令」がでました。

また、子どもがお散歩に出るときと園に戻ってくるときの声もうるさいと言われ、子どもには「この道は忍者通りだから、忍者の修行で歩くよ、抜き足差し足忍び足だよ」という指導がありました。今でも息子(小1)は保育園に用事があっていくときなど、抜き足差し足です。

うちの園でも、上記のような状況の中、「子どもはうるさくて当たり前なのに、そんなことで苦情を言ってくるほうがおかしい」という保護者もいました。私もそれはそうだと思うのですが、今の世の中そればかりではやっていかれないと思うのです。近隣住民とはうまく付き合っていかなければ、そのために大人ができる配慮はすべきだと思います。

例えば、知らない子どもの声はうるさく聞こえるが、顔見知りの子の声はうるさくないですよね。うちの園で「忍者通りでの立ち話禁止令」がでたときに、父母会で「送り迎えのとき、近所の方にもご挨拶キャンペーン」をしました。効果はあったかどうかわかりませんが、その後騒音で大きな問題になったとは聞いていません。

クレームが多かった時期は、「私道には自転車・ベビーカーを乗り入れない」という昔からの申し合わせを無視する保護者が多かった時期とも重なります。ご近所づきあいのルールを無視することによって、いつもはうるさく感じなかった子どもの声を「うるさい」と感じさせてしまったのかもしれません。でも、子どもの声をうるさいと感じるご時世は寂しいですよね

うちの園でもありましたよ、騒音問題!

うちの園でも「騒音」と言っていいのか、問題はありました。車での送迎は原則禁止なのですが、仕事の流れで、どうしても時折車でのお迎えになってしまう方もいました。とあるご近所の1件の玄関前に、側溝と玄関の間の段差を埋めるための蓋のような鉄板があったのですが、その上を車のタイヤがちょこっとでも通過すると、ビミョーに一瞬「カタン」と音がします。その音が「騒音」だとして、ねじこまれるといったこともありました。

ちなみにうちの園は線路沿いにあって、特急電車を含む電車が、ひっきりなしにゴーゴー走っており、騒音公害訴訟にまで発展しているほど、うるさい地域にあったのですが…。

自治体の保育課には、騒音問題に絡んで「子どもを殺せ」という電話まであるそうです(保育課談)。延長保育を実施する場合も「昼間はなんとか我慢しているんだから、夜まで勘弁してくれ」ということで、騒音問題が原因で延長保育が実施できない園もあります。でも、保育課でも言ってますが、そういうクレームをつけてくるのって、周囲に100世帯住んでいたとして、その中の1人だけなんですよね。でも、その一人に常識が通用しない。

よく、園で取られている方策としては「顔の見えない子の出す音は気に障るけれど、顔見知りの子の音は気にならない」ということで、近隣の方を積極的に園のイベントに招待するという方法のようです。

また、危害が加わることが懸念される場合、一定期間、朝の登園の時間に保育課の男性が玄関前に立っていた(クレーム野郎がやってきたら、あえて殴られて傷害罪にもちこむという覚悟で立っていたらしい)なんて話しも小耳にはさんだことがあります。

でも、なかなか「コレ」といった対策がなく、どこでも頭を痛めているようです。とりあえず「子どもはいいけど、親がうるさい」という声をなくすべく、送迎のときの自転車のとめ方や駐車のしかた、井戸端会議などには十分を注意といった、できる部分で取り組んで行くというのができる精一杯の範囲のようです。

ご近所のクレーム、やっぱりいろいろありますよ

うちの子の保育所は、旗竿状の奥まった場所にあり、2面は工場、2面は古い住宅地に面しています。ご近所からのクレームは色々ありますよ。親の責任として、年度はじめや合宿保育で夜遅くまで活動するときには、園長と一緒にご近所回りをしています。それ以外にも、土曜日に役員の仕事をしに行ったついでに時々近所の方の話を聞くようにしています。

一度、保育所の進入路の管理で近所の方が怒鳴りこんでこられたときは、次長から話を聞いてすぐに飛んでいきました。そうすると、保育所がここにできたとき、市との取り決めでここは保育所が管理することになっているのに守っていないと。職員も年々交代するので、そういうことはだんだん受け継がれなくなってきているんですが、地域の人はよく覚えています。

また、職員も保護者も朝通りかかっても会釈ひとつしないとか、朝夕の送迎時には進入路にわれ先に車を突っ込もうと争っていて危ないとか、門の外で立ち話に夢中で子どもをほったらかしであるとか、実に良く見ておられるんですよ。

うちの保育所ができて30年になるので、当然地域の人も高齢化が進んでいます。退職して1日中家にいるようになるし、体力も落ちてきてしんどい日もあります。なにより30年間そこに住んできた実績があるわけです。職員はそこに職場があるだけだから、保護者はそこに保育所があるから利用しているだけと思っているのだろうが、地域に住んでいる我々のことはどう思っているのかというようなことをおっしゃるわけです。地域の方にすれば、何度同じことをいっても職員が変われば、保護者が変われば、また蒸し返しという思いがあるようです。

その一方で、子どもにはとても良くしていただいているんですね。区画整理されておらず、路地と庭の区別がつかないようなところで、乳児のお散歩を庭に入れてもらったり、池の鯉と遊ばせてもらったり、進入路の掃除をしていただいたり。話を聞いてみると子どもには怒っていないんです。まわりの大人の責任感に対して怒っておられるんですね。耳の痛い話です。

クレーム話は尾鰭がついて広まって「キ○ガ○じいさんがいる」とか、とんでもない話になっちゃうことがあると思います。そうならないように、保護者向けの配布物で近隣とのルールについては年に2回位周知するとともに、年に1回位は近隣の方の生活にどのように保育所が溶け込んでいるのかという話を説明して、会釈ぐらいはしましょうよと呼びかけています。

お互いに顔の見えないまま不信感を高めていっては悪循環だと思います。設備面で改善される面もあるんでしょうが、それもまず相手の方が納得されてからのことかと思います。父母の会が無くても問題意識のある保護者の方が何人かいらっしゃるなら、一度職員と相談してクレームを言われている方のところに直接話を聞きに行ってみてはどうでしょうか。多分、たまっているものをいっぱい吐き出されると思いますが、そこは覚悟し…ね。

騒音問題レスありがとう!

騒音問題への早速のお返事、ありがとうございます。やはり起こっているところはあるのですね。

たしかに、「顔の見えない子の出す音は気に障るけれど、顔見知りの子の音は気にならない」というのは、保育園だけでなく、マンションのようなところにもあります。

父母会であいさつに行く、というのは良い方法だと思います。まずは父母会を作るのが先かな、という気がしています。子どもの声をうるさいと感じるご時世は寂しいというのは、ほんとにそう思います。どちらにしても長い道のりになりそうですが、子どものためにはなんとかしないといけないですね。

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