はじめての保育園

 10月と11月に「はじめての保育園」という親の会ではおなじみのイベントを、オンラインと対面とそれぞれ1回ずつ開催しました。ご参加くださった皆様本当にありがとうございました。

 

 スタッフとして参加すると私はひとつ話で、「子どもはすぐに大きくなります。お風呂に入れたり寝かしつけたりという子どもとの時間を大事にしてほしい。短くても濃く貴重な時間。今は想像もつかないかもしれませんが、小学生になると家事も手伝ってくれるので頼もしい存在です。電話1本で帰宅するとお風呂が沸いていてごはんが炊き上がっています。日常の中のふれあいが、青年期の反抗や進路の悩みや言葉少なくなった時に親子の関係をもう一度支えてくれる」などと現役保育園ママではない立場からお伝えしています。あの怒涛の日々を客観的にふり返りつつ、皆さんの質問やお悩みを聞くと状況はあまり変わっていないなとも思います。女性は復職後頑張りすぎて体調を崩します。家事外注バリエーションはかなり増えましたが子が医者にかかるため夫婦どちらが休むかのバトルはエンドレス…。

 

 とはいえ、着実な変化もまた感じています。イベントへのパパ参加は当然、パパからの質問、入園案内を読み込みメモをとるだけでなく、子がぐずったらさっと抱きあげて静かに席を立つパパの手慣れたふるまいに、私はすっかり感動させられました。男性の育休取得も増え、コロナ以降の在宅勤務でお迎えからの寝かしつけまで夫婦で分担できると「チーム」で子育てをするプレイヤーとしてパパの存在がグッと違ってきます。男性の意識が変わり、子が変わり、その後の社会もきっと変わるのでしょう。素晴らしい!!ワンオペで力技で乗り切った私の体験が役立たなくなるのが待ち遠しいです。

 ちなみに先述のご飯とお風呂を準備してくれていた長男(大学生一人暮らし)は冷凍庫に作り置きおかずやパスタソース、下味をつけた肉などを日付を書いた保存袋に入れて完備する生活で、高校生の長女は「お風呂掃除はほとんど私がお兄ちゃんに命令されてやっていた」その反動か(?!)、家事はほぼ何もしてくれなくなって、今日も末っ子小6息子が洗濯物を取り入れ、風呂掃除をしています。(タケミホ)