それは新年度が始まってすぐの、ある夜。
中3息子が「関節が痛い、腰が異様に痛い」と言い始め…体温を測るよう促し、体温計を見た息子が一言「体温計バグってる。40°だって」と。
もう一度測ってみても39.8°。
そこではたと、私が前日から感じていた喉の違和感と息子の発熱がリンクし、これは、まさかの、あのコロナでは、と疑い始めた瞬間でした。
知人から即日検査結果が出るクリニックの情報を聞いていたので、翌日すぐに受診。
下2人も一緒に検査してもらい、結果全員陽性と相成りました。
今回のコロナ感染を通じての気づきは、
① 電子レンジが使える年齢になっていれば、子ども達の食事はなんとでもなる!!
② 軟禁生活の子ども達にはお菓子とジュースを惜しみなく与える!!
③ 保護者の療養が何より大事!!
の3点でした。
①については、東京都から届いた食糧支援品の中から「何食べようか〜」と楽しそうに選びレンチンして、子ども達自身で完結してくれていました。
②は辛くなりがちな療養・隔離生活も、ネットスーパーで大量購入したお菓子とジュースでプチパーティ気分で楽しむことが出来ていたようです。
一方③は、私が仕事も休めず在宅勤務でこなしつつの生活で、療養しようにもなかなか出来なかったせいか、日増しに喉の痛み・咳・倦怠感が強くなりました。発熱しなかったものの、スッキリと楽になるまで一番日数を要ししんどかったので、何より大事だと感じた次第です。
ですが、①②は我が家よりお子さんが小さい場合、かなり難しいかと思います。
そして、その場合③を担保するハードルはさらに上がるかもしれません。
ですので、保護者が感染した時にどうすれば“保護者の療養“を第一に確保できるか、という視点で一度脳内シュミレーションしていただく事をおススメします。
(コロナだけでなく保護者が体調不良時になった時の準備としても。)
加えて、我が家は幸い(?)全員が一気に陽性判定となりましたが、数日ずつずれて感染し、療養・隔離期間解除までに3週間以上かかったという話を聞いた事もあります。
シュミレーションする際には、もし家族の一人が陽性となった場合、どのように隔離して過ごすのかを考える必要性も生じます。
(私はもしそうなったら、家庭内で完全隔離を実施するのは難しいので諦めようと思っていました。)
最後に、夫がこの話の中に登場していないことに気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。
夫は単身赴任中なのですが、息子が発熱した夜に帰宅予定で「コロナに感染したかも」と伝えた時は新幹線に乗る直前でした。
が、濃厚接触者になり仕事に影響が出るのは避けたい、と帰宅しない選択をしました。
様々なシュミレーションを行う際には、コロナでは接触した人々への生活への影響も甚大になる事も考慮しなければいけないのが本当に厄介な所だと感じます。
インフルエンザと同じように、コロナ感染後の有用性が高い薬剤が承認され、治療薬で対応できるようになる日が早く来ることを願ってやみません。