保活体験記 vol.8「入園後もこまめにフォローし、よい園づくりを」

【フリーでは厳しかった第一子の保活】

見学開始は第一子が2か月の時から始めました。
自宅から近くか通勤に使用する最寄り駅方面にある園に絞り、計4園の見学をしました。

  • 公立こども園2園
  • 私立認可園1園
  • 認証保育園1園

うち1園は未就学児のおやこの会に入り、時折利用しました。

園庭では、在園児もいて園児や保育士の普段の様子がみることできました。
しかし、結果は、0歳の申請で落選。

その後1〜2歳の年では希望園が募集していなかったり、1、2名の少数募集のため私のようにフリーで毎年勤務先が変わったりするような者は、同一職種であっても毎年新規採用扱いで継続雇用から外れ、その時点でポイントが下がりました。

職場に書類を依頼したり様々な書類を記入して申し込みをしても、入園できないのは目に見えていました。

私は保育士資格をもっているのですが、区独自の制度に保育士は週に所定時間以上の勤務があれば加点という優遇措置がありました。しかし、勤務先が区内の保育園でないといけないなど、条件がついていました。保育園でなくとも必要とされている場で働くのに変わりはないのにと矛盾を感じました。

結局、第一子は3歳半まで家庭で過ごすことになりました。

ともに過ごせたことは貴重なかけがえのない時間でよかったと思います。
その間の仕事は、生後半年から父親が休みの週末や平日に有給休暇をとってもらい行いました。そして、休憩時間に子どもを仕事先まで連れてきてもらい、授乳を行いました。

 

【第二子は1歳児クラスにチャレンジ】

次子をあまり間を開けずに希望していたので、家族計画を立てました。思うようにいかないものの有り難いことに第二子を授かりました。

当初は1歳過ぎてからの入園を考えていたのですが、都内の厳しい状況から仕方なく0歳児からと考え動きました。しかし、第一子の子育てで、子どもはすぐに親の手を離れて行くと感じていたので、私自身0歳からの入園に葛藤があり、パートナーも内心0歳児からの利用は快く思っていないことがわかり、最終的には1歳児入園を目指しました。

第一子が3歳児(クラス)、第二子が1歳(クラス)に入れるように、これまで希望していた園に子どもを通わせていたことのある友人などに保育園について聞くなどして検討しました。また、家のすぐ近くに新設園ができたため、希望園に加えました。

第一子と過ごした日を思い、第二子を家庭でみながら幼稚園にいれようかとも思ったのですが、幼稚園が遠かったり、延長保育の時間が短いことなどを考えると、思うように仕事ができなくなるのではないかと、心にひっかかりました。

結局は保育園を選択。
兄弟を同じ保育園に入れたかったことから、1歳児の入園はきびしいと思い、応募が少ないと思われる新設園を第一希望にしました。結果、二人とも同じ園に入園できホッとしたのをおぼえています。

 

【入れたら終わりではない】

しかし、それもつかの間、いざ入園し、ならし保育を過ごすと、保育士に自己紹介もされず、開園前に子どもの重要な体調面について面談で話し書類にも記入したのですが担任に伝達がされておらず、不信感を覚えました。また、保育士の子ども(他児)への心ない声のかけ方や態度に胸が痛くなり食事もできなくなるほどでした。

子どもが早生まれで食の進みがゆっくりだったこともあり、専門医に通い、医師の所見を園長、保育士、栄養士にフィードバッグしました。わが子だけでなく、他の子どもにも役立てていただきたいと思ったからです。

そこでも、心配があったり園の対応が気になったりましたが、まだ始まったばかりだからと考え、なるべく見学にいき様子をみていました。

私が感じたことは、入れたらそれで終わりではないということです。

園を信頼するためにも入園後はそのままにせず、仕事を始めるとなかなか難しいかと思いますが、ぜひ普段の様子を見学にいってほしいと思います。

見学日が非常に少なかったりするのは要注意園だと思いますので、事前確認を。

入園してから納得のいかない理由でプールの廃止を言われたり、本当に子どもを考えているの?と思うことも出てきました。

気の合うお母さん仲間を作り、園との話し合いの場を設けたり、連絡ノートや投書箱等を通じて、気づいたことを話して、お互いに園を作り上げることが、子どもの安全、親の安心、保育士の気付きにつながると思います。

(東京都/2019年4月1歳児クラス・3歳児クラスへの入園をめざして)