留守番の知恵

  • 小学生になったからといって、すぐに1人で留守番が出来るようにはならないので、保育園のうちから、近くのコンビニへ行く30分程度から始めて少しずつ時間を延ばして、半日程度出来るようにしていきました。小学校入学でいきなり負荷をかけないことが大事です。
  • お腹が空くと血糖値が下がり、イライラするので、お菓子やパンなどの簡単に食べられるものを、少し用意して置くと良いです。
  • 火を使わないで済むように、電子レンジや湯沸かしポットが使えるようにしました。カップラーメンなども食べられるようになると便利です。

朝、親のほうが早く家を出るときの知恵

  • 「‪7時までに、ご飯を食べる~‪7時10分歯磨き~‪7時20分テレビを消して、ランドセルを背負ったまま外に出て鍵をかける。鍵をチェックして出かける」というように、やらなければならないことを紙に細かく書いてテーブルに置いていました。初めは時計が読めないので、テレビをつけて時間を見ていました。電話が可能な時は、電話をして、どこまでやったかを確認していました。今は何時に行きなさいと言えば、その時間に出かけます。

  • 同じ保育園から一緒のお友達がいない場合、近くの上級生に誘ってもらうようにしました。

  • 新入生の学校説明会などで、近所の方を探して、一緒に登校できるか聞いてみました。

  • 近所の方、お隣の方にお願い出来るようであれば、ノックをしてもらったり声をかけて頂くなど、頼める方を探しました。SOSを出すと、意外な所から助っ人が出て来るかもしれません。

働く時間についての知恵

  • フレックスなどを使って、できるだけ早く帰るようにした方が良いと思います。民間学童では、最長21時まで預けているダブル学童の方もいました。送迎や夕食もつきますが、0歳児保育程度の保育料がかかります。1年生の最初からそこまでの時間というのは、ちょっと想像がつかないのですが、体力的にも厳しいのではないかと思います。

  • 大人が支度を全部していた保育園の時代と違って、子ども自身がやらなければ意味がないことがたくさんあるので、保育園の時代よりも、子どもにとっては、家での時間が必要になります。この状況が、いつまでも続くわけではないけれど、そのことを職場の方に説明して理解してもらう努力をすることも必要だと思います。親の会には、長く勤めている方がたくさんいますが、肩身の狭い思いをしたけれど、振り返ってみると、数年間だったんだなぁという話も聞きます。キャリアを考えて、焦ることもあるでしょうが、ここはこらえ時かもしれません。

  • 働く環境について、自分の方から上司に相談して変えてもらいました。会社によっては難しい場合もあるかもしれないけれども、声を上げることが大切なので、まずは相談してはいかがでしょうか。

4年生以降どうするかという知恵

  • お子さんの個性によりますが、1人で過ごせないため、シッターさんをお願いしている方もいました。ただ、シッターさんは子どもを見るのがメインなので、遅い時間になると食事の用意が必要になったりして、かえって負担が増える場合があります。

  • 家政婦さんをお願いしているお友達もいました。小学生になれば、保育というよりは、誰か大人がいてくれて、危険が回避できるのがメインになります。おばあちゃんがわりに留守番をしてくれて、特にすることもないので、お掃除をしたり、炊飯器をしかけてくれるとのことでした。

  • 安全対策で常に誰かがついているということも必要ですし、心配な気持ちもわかりますが、あまり親が先回りし過ぎると、子どもの世界が広がらなくなります。3年生以降は親の見ていないところまで遊びに行くのが当たり前になりますので、自分で自分の身を守ったり、困った時に助けを求めることができる、周りの人に「○○に困っているので、助けて下さい」と言える子に育てるとことも必要なのではないでしょうか。