私たちの取り組み

「保育園を考える親の会」は、1983年に創会され、「仕事も子育ても、普通にできる社会」を合い言葉に、働く親たちがつながるネットワークとして活動してきました。

今、私たちが直面するのは、急激な待機児童対策で格差が広がった保育の質の問題です。保育の受け皿が増えないと困るけれど、それが子どもにとって望ましい場所でなければ、安心して子どもを通わせることはできません。

必要とする誰もが、いつでも入園できて、安心して通うことができる保育園がほしい。子どもがのびのび、すくすく育つことができる保育園がほしい。

そんな願いを胸に、仕事と子育てに追われる日々を共感し合いながら、保育のあるべき姿を模索しながら、働く親たちのネットワーク活動は続いていきます。

保育園を考える親の会 代表 渡邊 寛子


*前代表・普光院亜紀は、保育園を考える親の会アドバイザー(顧問)として、引き続き執筆活動、調査研究、相談支援活動などを行ってまいります。(記事一覧 Yahooオーサー東洋経済オンライン

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▼会報「つうしん」が見た働く親たちの30年

▼年報「つうしん」  2020 2021 2022

団体概要・アクセス

事務所170-0013 東京都豊島区東池袋4-27-5-1213
電話&FAX03-6416-0721
運営仕事と子育てに追われる親たちの手作りの活動であるため、
任意団体として運営しています。 
現在のウェブチームスタッフはこちら
活動費みなさまからのカンパで運営しています。(2019年度より年会費制を廃止)
ご支援をお願いします。カンパ方法はこちら。
スタッフ30数名の運営スタッフが、ボランティアで事務や運営を担っています。
イベントや意見表明活動では、有志がプロジェクトチームを組んで活動しています。自由な企画を歓迎しています。

沿革

1983年『保育園110番』(ユック舎)を出版した「保育園を考える母親の会」が「保育園を考える親の会」になり、活動開始。
1984年恒例イベント「はじめての保育園」始まる。
1993年10周年誌「『初めての保育園』から」を作成。
1994年意見集「保育制度に親の声を」を作成。反響を呼ぶ。
1996年「はじめての保育園」(主婦と生活社)を出版。その後、改訂を重ね、現在に至る。
調査冊子「保育園データブック ‘97」(東京女性財団補助金事業)作成。
1997年「保育園データ&ガイド」(主婦と生活社)を出版。
メーリングリストを使った運営が始まる。
1999年会員メーリングリストを開始。
2000年「はじめての小学校&学童保育」(学陽書房)を出版。
ホームページを開設。
2001年調査冊子「96都市保育力充実度チェック」を作成。以降、毎年発行(2002年からは95都市、2010年からは100都市)。この年、会員が630人となり、最高を記録。
2003年「小学校の不思議な常識」(学生社)を出版。
「子どもたちのために 民営化に求められる最低条件10か条」をまとめ反響を呼ぶ。自治体間にも流通。
2006年「働くママ&パパの子育て110の知恵」(医学通信社)を出版。
代表が厚生労働省の「保育所保育指針改定に関する検討会」委員となり、継続的に意見を表明する。(1年4か月)
2009年「保護者の『ホンネ』がわかる本」(ひかりのくに)を出版。
急激な入園事情の悪化に直面し、「待機児童対策に関する調査報告と提言」を発表。
2010年代表が内閣府の「子ども・子育て新システム検討会議・幼保一体化ワーキングチーム」の委員となり、継続的に意見を表明する。(7か月)
※この間、保育所の面積基準、保育士配置(准保育士案)、放課後児童クラブなどについて意見表明多数
2015年「小1の『カベ』に勝つ」(実務教育出版)を出版。
2019年年会費を廃止し、機関紙「つうしん」を休刊し、年報を発行して活動報告を行うことにする。メール・SNSを中心とした情報提供・交流を志向する。
2022年代表が普光院亜紀から渡邊寛子に交代。

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