保活体験記 vol.15「あらゆる保活経験(認証、認可、転園)を通じて思うこと」

 【第1子保活】

<認証保育園>

私の保活は、第1子の産後から始まりました。 本来は、産前から保活をする予定でしたが、かなり初期から切迫早産と診断され、会社も休職することとなってしまったためです。

当初住んでいた自治体は、待機・受託ポイントを持っていても1歳児で入れるか微妙なラインだったため、認証保育園が多く、認可保育園にも比較的入りやすい自治体に、産後引越しをしました。 また、0歳から復帰するのは、嫌だなと思っていたため、認可保育園は候補から外し、認証保育園で10月から復帰して、待機・受託の点数を稼ぐ方法を取ることとし、遅めの12月から認証保育園の見学を開始し、3園回りました。

当初は、キャンセル待ち状態です。と言われていましたが、 比較的保育園に入りやすい自治体であったこと、0歳であったこともあり、2月の認可保育園の発表後、1園から連絡がありました。 ただ、その園はあまり通わせたくないな。と思っていた園だったため、 第1希望であった別の認証保育園(抽選式)に念のため電話を入れると、たまたま、私の電話の前にキャンセルの電話があったらしく、入園が決定しました。

この第1希望の認証保育園では、9月までは、育休中の短時間労働をしながら預け、待機受託ポイントを付けるため、10月から5時間勤務で復帰しました。

(※育休中の労働については、一定の条件下にて可能な場合があります。また、会社員の場合、ご自身の会社の就業規則を確認されることをお勧めいたします。)

<認可保育園>

復帰後、近隣の認可保育園8園ほど見学に行き、結局駅に近く、延長も長い公立認可保育園を第1希望として申請をしました。 待機・受託ポイントを持っていたため、昨年の指数からみて、ほぼ入れる状態でしたが、別紙をつけてMAXの希望保育園を記載しました。 結果、第1希望の保育園から内定をいただき、4月から通わせました。

 【第2子保活】

第2子は、きょうだい加点で1歳児クラスへ入園させ、復帰しました。

 【引越保活(第3子含む) 】

そして、第3子が生まれましたが、ここにきて、引越しをしたいと思うようになり、このあと、綿密な保活計画に入ることとなりました。 現在居住の自治体の役所に何度も相談に行き、自治体外に転居しても保育園に通い続けられる道を模索しつつ、転居先の自治体の点数制度を理解し、復帰の時期や転居の時期、どうしたら、希望の保育園に入れるかどうかを何パターンも想定して、研究しました。

幸い転居の自治体と、現在居住の自治体が隣同士だったため、下記のようにするのがベストと判断し、実行に移しました。

①  第1子、第2子、第3子ともに、転居先から近い、「現在居住の自治体の認可保育園」に転園・入園申請

②  ①をしつつ、第2子、第3子ともに、「転居先の自治体の認可保育園」に転園申請(最悪、第2子は転園が叶わなかったとしても、①の保育園に通い続けられる)

懸念点は、 ①について、第1子が年長クラスでの転園のため、基本的に空き枠がなかったことです。 ここは、運を信じて、希望を書きました。最悪、現在通っている保育園に継続通園しても何とかなるかを、夫婦でよく相談しました。 ②についても、第1希望保育園は、第2子の年齢以降の募集はなく、同園にするには、運を信じるしかありませんでした。

また、感情面では、 第1子、第2子ともに、現在の保育園から離れて、新しい保育園に行くことも懸念しておりました。 第1子は、友達との関係が出来上がっている年中→年長での転園となりましたので、 相当心配して、母も3つの幼稚園に行ったんだよ。とか、保育園で新しい友達たくさんできるのいいね。とか、とにかく、盛り上げて盛り上げていきました。本人の性格もあってか、1か月ほどで打ち解けたようでした。 第2子は、友達との関係が出来上がっていない年齢ながらも短期間に2回転園するシナリオだったため、 大丈夫かと心配しましたが、1回目の転園が問題なくできたことが自信につながったことや、第1子に協力をあおぎ、いいな~と言ってもらうことで、特も問題なく、なれ保育もすぐ終わりました。 第3子は、きっと覚えてないでしょう(笑) この自治体外への引っ越しは、引越しの時期、子供の年齢によって相当難しく、 最悪を想定して、 保育園を20園 延長保育のある幼稚園を5園、見学し、検討を重ねました。

結局、①も年度途中の転園があったらしく、第1希望、3人同園に転園でき、 ②も年度途中の転園があったらしく、第1希望に運よく、第2子、第3子ともに、転園ができました。

 【保活について思うこと】

本来であれば、最初から、居住したいところに住んでいればよかったのですが、受託・待機のポイントをもってしても1歳児の入園が難しかったことも考えると、大変な保活でしたが、このように何とか、全て第1希望の保育園を渡り歩けて良かったなと思います。

 現在は、受託・待機あれば、1歳児の入園はできそうなので、保育園が増えてきてよかったな。今度はどの保育園も質をあげてほしいな。と願うばかりです。 そして、保活は、とにかく自治体がHP等で公表している、点数のつけ方などの保育園案内をよく読み研究すし、わからないことは役所に聞くことです。

【4園経験して、思うこと】

  • なるべく近い保育園で歩いて登園が理想だが、自転車10分でも意外と問題ない。自転車30分の時期もあったが、なんとかなったが、できれば、10分以内に収めたい。
  • 園庭あるなしではなく、近くに公園が複数あるかどうか、大きい公園があるかが重要 ・3歳以上については、園庭がある園に越したことはない
  • 公園に居座って、どの保育園が公園によく来るかを見るのも大事
  • 0歳児に手厚いのはどこの保育園もほぼ同じなので、3歳児以降の先生の配置をよく見る
  • どんな先生にあたるかは、わからないため、期待しすぎない ・体育や英語やリトミックがある園もあるが、幼児の基本は遊び、あってもなくてもいい。
  • ワークは、子供はきらい(友達といる時は友達と遊びたい)
  • 文字等は、ワークではなく日々の遊びの中で自然に興味が出てくる。このタイミングで教えてくれる園のほうがよい
  • 補食の質や昼食の質は様々。気になるなら、比較検討すべき
  • 親の休みや時間融通については、園長先生の理解が重要(担任では判断つかず、結局園長先生判断になることが多かった)
  • どの小学校にいく子が多いかリサーチする(少数派だと悲しい思いをする子も) ・自転車で通う場合は、駐輪場の確保を忘れない

以上です。 「保活大変だった」を聞いてくださる場があって救われます。

(五大都市圏/2015年4月0歳児クラス入園、2018年4月1歳児クラス入園、 2020年4月5歳・3歳転園、2021年4月4歳・1歳転園・入園をめざして)